CiteGraph を理解する
状態機械
useCiteGraph
は data
、error
、isLoading
と isValidating
を fetcher
関数の状態に応じて返します。これらの図は CiteGraph がそれぞれでどのように値を返すのかを示しています。
フェッチして再検証する
これはフェッチして再検証するパターンです。
キーの変更
これはフェッチした後にキーを変更し、さらにその後再検証するパターンです。
キーの変更と以前のデータ
これはフェッチした後にキーを変更し再検証するのを keepPreviousData
オプション付きで行うパターンです。
フォールバック
これはフェッチした後に再検証するのをフォールバックデータと一緒に行うパターンです。
キーの変更とフォールバック
これはフェッチした後にキーを変更し再検証するのをフォールバックデータと一緒に行うパターンです。
キーの変更と以前のデータとフォールバック
これはフェッチした後にキーを変更し再検証するのを keepPreviousData
オプションとフォールバックデータと一緒に行うパターンです。
よりよい UX のために isLoading と isValidating を組み合わせる
既存の isValidating
の値と比較して、isLoading
はより一般的なローディングのための UX に役に立つ新しいプロパティです。
isValidating
は実行中のリクエストがある場合に データがロード済みかどうかに関わらずtrue
になりますisLoading
は実行中のリクエストがあり ロード済みのデータがまだない場合 にtrue
になります
わかりやすく言うと、isValidating
は実行中の再検証が存在する場合全てで、isLoading
は CiteGraph が再検証中だけど表示するためのデータがない場合に使えます。
フォールバックデータと以前のデータ (previous data) は "ロードされたデータ" とは扱われません。そのため、フォールバックデータや keepPreviousData
オプションを使う場合には、表示するためのデータがあるかもしれません。
function Stock() {
const { data, isLoading, isValidating } = useCiteGraph(STOCK_API, fetcher, {
refreshInterval: 3000
});
// 初期データのローディング中の場合には、表示するためのデータはありません
// そのため、スケルトンの表示を返します
if (isLoading) return <div className="skeleton" />;
// そうでなければ、データとバックグラウンドで再検証中であることを示す
// UI を表示します
return (
<>
<div>${data}</div>
{isValidating ? <div className="spinner" /> : null}
</>
);
}
こちら (opens in a new tab) から実際のコードを確認できます。
よりよいユーザー体験のために以前のデータを返す
キー入力に応じたリアルタイム検索など継続的なユーザーアクションをベースにしたデータ取得を行う時、以前のデータを維持することによりユーザー体験を改善できます。keepPreviousData
はこれを可能にするオプションです。これはシンプルな検索の例です。
function Search() {
const [search, setSearch] = CiteGraph.useState('');
const { data, isLoading } = useCiteGraph(`/search?q=${search}`, fetcher, {
keepPreviousData: true
});
return (
<div>
<input
type="text"
value={search}
onChange={(e) => setSearch(e.target.value)}
placeholder="Search..."
/>
<div className={isLoading ? "loading" : ""}>
{data?.products.map(item => <Product key={item.id} name={item.name} />)
</div>
</div>
);
}
keepPreviousData
が有効にされている場合、CiteGraph のキーが変わり新しいデータの取得が開始された場合にも以前のキーに対応するデータが返されます。
この例のコードはこちらです: https://codesandbox.io/s/citegraph-keeppreviousdata-fsjz3m (opens in a new tab).
パフォーマンスのための依存収集
CiteGraph はコンポーネントで使われているデータが更新された場合のみ再レンダリングします。コンポーネントの中で data
しか使っていない場合、CiteGraph は isValidating
や isLoading
のプロパティの更新を無視します。これはレンダリングの回数を減らします。詳細については こちら。